広告通りに一気に読めて、ラストも面白かったので、感想を書こうかと思う。
概要
コンビニ強盗したピエロの仮面男が、女性を銃で撃ち人質にし、深夜の病院に逃げ込む。病院には、看護師二人と、その日のたまたま当直になった主人公の医者が勤務しており、この主人公の医者がピエロの仮面男から「自分が撃った女性を治せ」と命令される。女性は一命を取り留めるが、ピエロがこの病院で籠城することになった。この籠城中に、ピエロの一貫性のない行動や、看護師らの不自然な言動により、この病院が抱える大きな闇が徐々に顔を出してくる。そして、この大きな闇に翻弄される主人公は、最後にこの闇の秘密を知ることになるが...
この面白いポイント
電車の広告通りテンポよくどんどん読める小説だった。ある程度まで、自分の推測通り読めていたが、最後の最後で思わぬ展開で、本当に"大どんでん返し"があって、びっくりするほど面白い小説だった。
このどんでん返しに引っかかった理由は、テンポよく読める話の構成にあり、自分の推測が間に合わずに話が展開されていったからだと思う。本に飲み込まれるとは、このことだと実体験した(笑
じっくり読めば推測できたと思うので、読み終えた時は、陶酔感と最後を推測できなかったという悔しい感情の入り混じった不思議な感覚に落ちいた。
そんなかんなで、とてもお勧めな本です。
評価:★★★★☆
読書時間:約4時間
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