2015年12月26日土曜日

【読書】奇食珍食糞便

ちょっと前にKindleのセールになっていた「奇食珍食 糞便録」を購入。
タイトルの印象では、変わった食に関するレポートまとめかと思ったが、糞便が6割 食が4割と、正しいタイトルにしたら「奇糞珍糞珍食録」と言った感じの本だった。


概要

世界を股にかける著者が、あちこちの地域の糞便事情をクソ(糞)面白く詳細にまとめた著書。

中国の解放便所をはじめ、インドやタイ、スリランカの原住民の排便事情、はたまたはシベリでの−40度環境での匠な野糞のやり方(一歩間違えると死に直結するから)など、世界の糞便事情から本書は始まる。
途中、サナダムシやアマゾンの肉食いナマズなどの、排便と関わりがありそうな寄生虫等の余談を挟みながら、後半はイソギンチャクの刺身などの珍食へと話がシフトしていく。


感想

著者はものすごく糞便に関して”熱意”を持っているのだろうか、心なしか食の話しは糞便よりも少し面白みが欠ける印象だった。
まぁ、衝撃的な世界の糞便事情を読んだ後では、食の話はインパクトに欠けるのは仕方が無いのかもしれないが。。。

それはそうと、この本は暇つぶし程度に手に取る人が多いと思うが、アジアへの旅行やバックパッカーを予定している人は是非読んでおいたほうが良いと思う。
旅行前には、地域の美味しいモノや観光スポット、治安状況を調べるが、糞便が"どこで"できるかや"どうやって"やるかを事前に調べる人はいないと思う(少なくとも僕はそんなところまで頭が回らない)。
この本を読めば日本の糞インフラどれだけ恵まれているか分かるが、世界糞便事情を知らない僕らは当たり前のようにできる糞が、海外に行くとできなくなるなんて想像もできないであろう。
この本は、ただ単なる糞便情報発信の媒体だけでなく、旅行方針を見直させてくれ、僕ら日本人がどんだけ恵まれた便所(それが公園のぼっとん便所であろうとも)環境を持っているか気づかせてくれる聖書のようなものだと、僕は力強く思う。

このブログをスタバで書いているが、そろそろウンコがしたくなったので、今から便所を探しに行こうと思う。
こんな時にここが日本でよかった。綺麗な便所が目と鼻の先にあるのだから。

評価:★★★☆☆
読書時間:約4時間




2015年12月18日金曜日

【読書】まんがで鍛える脳の強化書

たま〜に脳を鍛えたいと思う時があり、無性に脳に関する本を貪りたい衝動に駆られる。
そん時にAmazonのおすすめで出てきた「まんがで鍛える 脳の強化書」を衝動買い。
半分以上が漫画なので、1、2時間で読み終えるけど、内容は結構しっかりしていたので、結構お得な買い物したと満足!


概要

鈍くさくて仕事が上手くいっていない”はな”(この本の主人公の女性)が、脳科学者である錬(カバーの男性)と知り合い脳のトレーニング方法を教えてもらう。”はな”は、鈍くさい自分から脱皮し変わりたいと思う気持ち(錬に対する少しの恋心)から、見る見る脳が成長し自分を変えていく……というストーリを通し、日常レベルで簡単にできる脳トレーニング方法を教えてくれる。

もちろん、トレーニング方法だけでなく、脳の解説もあるので、脳の仕組みを理解でき(結構初歩的なことが多いので、深く知りたい方は物足りなさを感じるかも)、脳に関する知識も知ることができる。

この本の中では、脳の8つの番地(思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系)を紹介し、それぞれに似合った鍛え方を教えてくれる。
例えば、思考系を鍛えるには「身近な人の良いところ3つあげる」や、感情系を鍛えるには「植物に話しかける」や、記憶系を鍛えるには「前日の出来事を3つ挙げる」などなど。

感想

脳強化には毎日の積み重ねが大切なので、持続できる簡単なトレーニングを教えてくれるこの本は、結構良い本だと思う。
おそらく簡単に持続的なトレーニング力を読者に促すためか、少し読み物としては読みた足らなさがあるので、評価としては星3つ。

評価:★★★☆☆
読書時間:約2時間

2015年12月13日日曜日

【mac】OS X El Capitan(10.11)でのライブ変換の無効

macのOSを10.11にアップデートしたら、日本語の変換がスペースを押して無いにも関わらず、勝手に自動変換されるようになっていた。
とっても使う辛いので、この機能(ライブ変換機能)を無効にできないか調べたら、すぐに見つけれたのでメモ。

[1] システム設定変更を開く
 「アプリケーション」フォルダー内の「システム環境設定」をダブルクリックし、「システム環境設定」のウィンドウを開く。


[2]「キーボード」設定を開く
 「システム環境設定」ウィンドウ内の「キーボード」のアイコンをクリックする。

[3]「ライブ変換」のチェックボックスを外す
 「キーボード」ウィンドウ内の「入力ソース」をクリックし、画面内の「ライブ変換」のチェックボックスを外す。
 チェックボックスを外すと下の画面のようになる。


これで設定はOK。チェックボックスを外した時点で設定が反映される。

2015年12月8日火曜日

【読書】仮面病棟

電車で「一気に読める!大どんでん返しのラスト」という広告が気になり、読んでみた仮面病棟 (実業之日本社文庫)
広告通りに一気に読めて、ラストも面白かったので、感想を書こうかと思う。


概要

コンビニ強盗したピエロの仮面男が、女性を銃で撃ち人質にし、深夜の病院に逃げ込む。病院には、看護師二人と、その日のたまたま当直になった主人公の医者が勤務しており、この主人公の医者がピエロの仮面男から「自分が撃った女性を治せ」と命令される。女性は一命を取り留めるが、ピエロがこの病院で籠城することになった。
この籠城中に、ピエロの一貫性のない行動や、看護師らの不自然な言動により、この病院が抱える大きな闇が徐々に顔を出してくる。そして、この大きな闇に翻弄される主人公は、最後にこの闇の秘密を知ることになるが...

この面白いポイント

電車の広告通りテンポよくどんどん読める小説だった。
ある程度まで、自分の推測通り読めていたが、最後の最後で思わぬ展開で、本当に"大どんでん返し"があって、びっくりするほど面白い小説だった。
このどんでん返しに引っかかった理由は、テンポよく読める話の構成にあり、自分の推測が間に合わずに話が展開されていったからだと思う。本に飲み込まれるとは、このことだと実体験した(笑
じっくり読めば推測できたと思うので、読み終えた時は、陶酔感と最後を推測できなかったという悔しい感情の入り混じった不思議な感覚に落ちいた。
そんなかんなで、とてもお勧めな本です。

評価:★★★★☆
読書時間:約4時間